並列分散処理

講義の概要

情報通信技術の発展とハードウェアの処理能力の大幅な進化により、クラウドコンピューティングを用いるなど、並列処理の有用性がますます高まっている。

本講義では、有機的に結合された計算機が同調して並列的に処理を行うための、アーキテクチャについて理論と実践を通じて学習する。

並列処理方法および計算機同士が協調して効率の良い仕事を行うために必要となる、分散処理方式、データベースの利用方法、並列処理のアーキテクチャの分類、並列処理の能力限界に関する見積もり、データベースサーバーを取り扱うために必要なSQL言語について体得する。

0 本講義の概要

1 並列分散処理とは

2~3 並列分散処理の目的

4 並列分散処理の仕組み

5 並列分散処理の効率性(アムダールの法則)

6 並列分散処理の効率性(グスタフソンの法則)

7 オブジェクト指向I

8 オブジェクト指向II

 クライアント・サーバー方式:データベースとSQL

10~11 Webサーバーとデータベースの連携方法とその他の具体例

12 P2Pシステム(オンデマンド講義)

13 並列分散データ処理の例

14 並列分散処理のアルゴリズム

15 まとめと期末試験

参考

並列計算機の利用方法

OpenMPとCUDAによる並列計算