計算機数理

講義の概要

計算機では、実数をそのまま取り扱うことが出来ないため、符号化された数学的表現を必要とする。本講義では、計算機で必要となる数学的表現として、2進数と16進数、浮動小数点型、符号演算(ブール代数)といった基本的な計算機で取り扱われる数学表現から、時系列、ネットワーク、空間表現といった数理的表現形態について取り扱う。数学のコンピュータサイエンスへの応用を意識した数学的知識の定着を、コンピュータを用いた実習をはさみながら行う。線形代数、微分積分、確率・統計の基礎知識を前提とする。随所で問題演習の機会を設けて基本事項を見直すとともに、数理的素養の定着を目指す。

参考資料

並列計算機システムの使い方