講義の概要
クラウドコンピューティングの体系的な知識習得を目的に、クラウドコンピューティングの歴史(OS開発の歴史的発達、計算機の発達など)からクラウドコンピューティングを位置付け、基本的なデザインパターンについて概観する。
クラウドサービスを実際に使用した実習を行い、クラウドコンポーネントの配置、配置した仮想サーバーのデータサイエンス業務への利用、データ分析を実課題を基に学習する。クラウドサービス上で、サーバーを配置し各種要素を組み合わせてシステムをどのように構築するのがよいかについて議論する。
更に、クラウドコンピューティングの用語、概念、参照モデルアーキテクチャを国際標準文章(ISO/IEC 22123シリーズ)を基に学習し、理解を深める。更に、該当する国際標準文章をもとに、互換性、相互運用性、クラウドセキュリティ、サービスレベル同意書の概念について解説する。
最後に、実課題をもとに、クラウドサービスを活用しデータサイエンスサービスの設計、開発を行う方法について理解を深める。
- 第1回:本講義の目的とクラウドコンピュータの基本的な分類
- 第2回:クラウドコンピューティングデザインパターン
- 第3回:クラウドコンピュータを利用した実習
- 第4回:クラウドコンピュータを利用した実習
- 第5回:クラウドコンピュータを利用した実習
- 第6回:クラウドコンピュータを利用した実習
- 第7回:クラウドコンピュータを利用した実習
- 中間レポート
- 第8回:クラウドコンピューティングに関する議論
- 第9回:クラウドコンピューティングに関する用語(ISO/IEC 22123-1:2023, ISO/IEC 22123-2:2023)
- 第10回:クラウドコンピューティング参照アーキテクチャー(ISO/IEC 22123-3:2023)
- 第11回:クラウドコンピューティングにおける相互運用とデータ互換性(ISO/IEC 19941)
- 第12回:クラウドコンピューティングにおけるセキュリティ(ISO/IEC 27017)
- 第13回:クラウドコンピューティングにおけるセキュリティ(ISO/IEC 27017)
- 第14回:クラウドコンピューティングにおけるサービスレベル同意書 (ISO/IEC 19086)
- 第15回:サービスデザインの方法
- 期末レポート