【WS05】
提案者氏名:菊地慶(丹青社)
データを活用して未来の広告を作ってみよう
※スライド表紙をクリックすることで分析内容のPDFファイルが開きます
ワークショップタイトル:データを活用して未来の広告を作ってみよう
提案者氏名 :菊地慶(丹青社)
ワークショップの概要 :近年、広告業界はデジタル化の急速な進展により、大きな変革を遂げている。特にデジタル広告の分野では、ソーシャルメディア広告、動画広告、プログラマティック広告、モバイル広告の成長が顕著である。これに伴い、広告のターゲティング精度や効果測定の方法も飛躍的に向上している。
本ワークショップは、それらの豊富なデータを活用して未来の社会でより効果的な広告について議論し、普段何気なく目にしているかもしれない広告について定量的に考えてみることを目的とする。
また本ワークショップでは、自由に設定したペルソナに”どんな広告をうつことが効果的なのか”ということに関して、定性的な事象を踏まえて検討し、ジャーニーマップの作成を行う。最終のワークではこれらの総合的に評価し、”未来の広告”に必要になる要素と不要になる要素について議論を深める。
ワークショップの目標:ワークショップを通して、データから「未来の広告」を考えることと、他の人と意見交換を行い、一般的な視点で広告について考えてみることを目標とする。また以下の2パターンの視点を用いて考察することでより深い考察の機会を設定する。
【データから考える未来の広告】
・データを活用して、未来に対する施策を検討する。
・データを活用して広告の効果と可能性について探り、未来の広告に対するビジョンを共有する。
・今後も伸びていく広告媒体について共通理解を深める。
【ワークショップから考える未来の広告】
・普段何気なくみているかもしれない広告について、その提供者側に立ち、考えるきっかけとする。
・他者の様々な意見を聞くことで、未来に対する新たな発想や想像力育む。
・広告に関して自分ゴトとして考えることで、どのような広告が未来に求められるのか共通認識を生む。
取り扱う課題 :
・近年、広告媒体の種類が幅広くなり、選定が困難になっている。
・広告マーケティングに関する定性的な視点での検討が困難。
・モノを売ること以外の広告に注目が集まっている。
キーワード: 広告 / メディア / 未来 / マーケティング
データとデータ源 :
・「2023年 日本の広告費」, 株式会社電通, 2024
・「Knowledge & Data 2022年 日本の広告費」, 株式会社電通, 2022
・「約7割が広告を意識的に避けることが判明!【リスティング広告ユーザー意識調査】」, 株式会社ニュートラルワークス, 2024
・「リアルな顧客体験を創造。「ハラカド」が可能にする新時代のマーケッティング」, 東急不動産, 2024
・「SHIBUYA TSUTAYA誕生 渋谷の新ランドマークはレンタルからIPへ」, Impress Watch, 2024
・「世界の広告費成長率予測(2022~2025)」, 電通グループ
・「広告業の動向(特定サービス産業動態統計速報)」, 経済産業省, 2022
デザイン思考の方法: ペルソナ,カスタマージャーニーマップ
期待される成果 :
得られる成果「カスタマージャーニーマップ」
・広告の導入から消費者の行動までの広告マーケティングの一連の流れをジャーニーマップで見える化する。
・また、未来の広告について「必要になる要素」「不要になる要素」をグループ内で議論し、共通の納得解を導き出す。
プログラム | |
---|---|
10:00-10:10 | 概要説明 |
10:10-10:30 | アイスブレイク(自己紹介・広告に関するイメージ共有) |
10:30-11:00 | ミニワーク(ブレインストーミング) |
11:00-12:00 | データ・事例説明 |
12:00-12:50 | お昼休み |
12:50-13:30 | ワーク1 “この人に〇〇売るならどんな広告?” 「モノ」を買ってもらうために、”いつ?” ”誰が?” ”どんな方法で?”広告のアプローチを行うか考えてもらいます。 ターゲットの消費者には、具体的な「ペルソナ設計」を行い、年齢、性別、趣味などの詳細情報まで作り込みを行い、より現実的なワークを目指します。 |
13:30-14:40 | ワーク2 “消費者の購買行動をジャーニーマップで可視化” WORKのペルソナが、商品を購入するまでの購買行動をジャーニーマップにて可視化します。 これにより“広告で情報を得る”というアクションの前後でどんな心情の変化や他の広告等の情報流入の可能性があるか意見交換を通して考えてみます。 |
14:40-15:00 | ワーク3 “未来の広告において、必要/不要な要素とは?” WORKで可視化された購買行動とデータ分析されることを照らし合わせ、消費者の重要となるタッチポイントを探し、付箋でリストアップを行います。 それらが、未来に必要、または不要になる要素なのか意見交換を行い、最終的な未来の広告に関する共通解を見つけ出します。 |
15:00-16:00 | 試作・発表資料作成 |
16:00-16:45 | 発表会(フィードバック、リフレクション) |
16:45 | 終了 |